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HOUSE OF HABSBURG Ferdinand III フェルディナンド3世(1637~57) / 10Ducat 1638 / Fr-197 KM-867 グラーツ 金羊毛勲章を胸に配したご存知,ハプスブルグコインを代表する威厳を感じさせるデザインの稀少大型金貨。30年戦争を生き抜いた歴史の重みを感じさせる逸品。フェルディナンド3世の時代、10ダカット以上の大型金貨を製造した造幣局はウィーン、プラハ、ブレスラウ、グラーツ、ザンクト・ ファイト、ブルノ、クレムニッツの7局だが、現存の殆どはウィーンとプラハである。この事は、近年のオークションでの出現品とNGC、PCGSのグレーディング結果からも確認できる。又、NGC社のポピュレーションレポートによると、全32品が登録され、内、15品がDetail表示であり、グレーディングされていない品の入手には細心の注意が必要であることを物語っている。本品は残念乍ら"Cleaned"の判定のようにやや輝きを失ってはいるものの重量はフルサイズで,摩耗が殆どなく,縁キズやスクラッチも見当たらない。美麗なしかもウィーンでもプラハでもないスーパーレアの登場です(34.94g) ⓇⓇ / NGC-UNC Details"Cleaned" 洗浄 EF+