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Brazil(Bolivia mint) ブラジル（ボリビアミント） 1808年PTS-PJ 960レイス 銀貨 NGC VF30 ミナス・ジェライスカウンタースタンプ960 Reis silver C/S on Bolivian 8R
カウンターマークについて；
「カウンターマーク」とは、経済の急進展、財政切迫などの混乱に対する緊急対策手段として、既に流通している他国または自国のコインを再流通させるために、コインオモテまたは両面に打った独自の刻印である。
本品は当時の植民地政府からの布告によりミナス・ジェライスが、もともとボリビアの8レアル銀貨に独自のカウンターマークを打って自国貨としたものである。
当時ボリビア8レアレス銀貨は、ミナス・ジェライスでの通貨レート換算では750-800レイスくらいだったものを、960レイス銀貨として自国で流通させることで、差額が政府の利ザヤとなっていた。

NGC VF30 6653288-037 銀SV903 27.06g KM#240
南米の銀貨シリーズは、北米のオークションでは普通に見かけますし、普通に人気が高いアイテムです。
筆者の肌感覚では、以前はあまり知られておらず下火感がありましたが、最近はコイン全体の人気底上げと共に、皆さん南米銀貨の可能性に気づいてきていらっしゃるみたいです。
このカテゴリーは、大型の銀貨が比較的求めやすい、今ならまだ「穴場」と言えるでしょう。
また並べていくと、大きいだけにコレクションに迫力が出てきます。
筆者は大阪府出身ですが、大阪は昔から銀の流通が盛んな商いの都市ですので、このような銀貨を見ていると、一枚一枚に商いの神様が宿っているようにも思え、何か心が前向きになってきます。
かつて銀産出が盛んだった南米で生まれたコイン。息づく運気をぜひお集め下さい。